息子へ,もしくは家内へ

息子と家内に言葉を残すための日記

先週末のこと、感想など

先週末に見た映画&展覧会セット、遅ればせながら感想なんかを書いてみたいと思います。結論、「おもしろかった」ってことだけなんですけど・・・

映画は、フランス映画、2本。
テーマは「アートと映画の出会い[記憶の旅]~愛の小さな徴(しるし)」
1.アラン・レネ監督「ヒロシマ・モナムール二十四時間の情事)」(1959年)
2.クリス・マイケル監督「ラ・ジュテ」(1962年)

[記憶の旅]とあるだけに、やはり「記憶」って一体何なんだろう・・・と考えさせられる機会になりました。現在は過去に影響されていて、その現在が未来を作っていく・・・という意味では、「来たるべき過去」「想起することは生きること」という言葉を少しだけ体感できたんだと思います。

だけど、自分的には過去は(力づくでも)思い出せないことが多々あるので、そのすべてが意識にあるわけではなく(当たり前かもしれませんけど)、逆に自分が「思い出せないこと」について、「果たしてどんなことがあったんだろう」・・・と考えさせられ想起しました。

自分の意識の中では、現在が過去にリンクしていることは滅多にないので、「なんでなんだろ」って感じです。力ずくで思い出すことは、(みなそうかもしれませんが)真っ先に「嫌だったこと」になります。反対に、密接に過去が現在にリンクしているのは、この映画にもあるように「愛」の関係だったりしますが、自分は「愛」ってものをそれほど実感してこなかったような気がします(これは、少し前から思ってました)。

こういった感じで、少しだけ自分のことを掘り下げて考えてみる良い機会になったのかなと思います。

いっつも写真ばっかり見ていて、映像は滅多に見ないのですが、そういう意味でも大変興味深い場面がたくさんありました。特に印象に残っているのが、2本目の映画のほんの一瞬の場面・・・ほとんど映像と言うより、静止画の連続再生だったんですが、ある瞬間人の目が動いたように見えました(実際に動いていたのかもしれません)。あのインパクトは大きかったです。「動く」絵や写真ってあるのかもしれないなと思いました。

また、映画にはセリフ(字幕)が入っていたんですが、字幕(テキスト)の効果というものも、普段写真をやっている自分にはとても新鮮に感じ、少しテキスト自体やテキストと写真の関係を考えてみたいと思っています。

その後、JRタワー・プラニスホールにて同テーマでやっている展覧会も拝見しました。こっちの方も大変興味深く見てきましたが、長くなったので今回はやめにします。ただ、「ネガティブハンド」というテーマで展示をしていたものだけはちょっとわかりずらくて、それこそ少し説明テキストを入れたりしてくれた方が親切なのかな、と感じました。ですが、気になることは気になるので、思わず説明テキストの入った展覧会図録を買ってしまいました。

その他にも、
「記号」、「メタファ」、「全盲写真家」、「フロッタージュ」・・・などなど、気になることが一杯ありました。今後時間をかけて少しずつ考えてみたいと思います。


追伸
数日前にきがついたんですがとある2日間くらい?の足跡、なぜか宮城県からの足跡が多いんです(半分以上、おおよそ4/5の割合で)。なんでだろ・・・日記も更新してないし・・・

コメント

  • fog

    fog2010年12月12日 12:39削除
    宮城で話題ののろちゃんだね(^_^)
  • のろた

    のろた2010年12月12日 13:16削除
    >fogさん
    こういうことって初めてなんで、「宮城で一体何が・・・」って感じです。まったく心当たりが無いので、たぶん宮城かどっかの「のろたさん」と勘違いしてアクセスしたんでしょうね。そう思うようにしました。