息子へ,もしくは家内へ

息子と家内に言葉を残すための日記

生きること、写真を撮ること

最近の展覧会出展での収穫の1つです。自分にとっては、1つ、前からつ
っかかっていたものがほどけたような気持ちです。すんごく曖昧、極めて
個人的、感覚的なものです。

「(自分がこの世に)生きていくこと=写真を撮ること」

ということ(一面だと思います)、というか、そういったつぶやきを見て、
自分にあてはめてみた・・・というのが実際です。

やはり自分が写真をやっていることは(その1つの側面として)、そういっ
た極めて個人的な欲求を満足させるため、ということがあるんだと今更なが
ら気が付きました(みんなそうかもしれません、今更ながら気が付きました)。

そうであるなら、誰から何と言われようと、自分がやりたいようにやって
いく、ということになります。基本はそうしていこうと思います。

ですが、今回の出展では「見に来る人への伝わり方」がいまいちで、伝わ
らない・・・というのがが大半の反応でした。伝わらなければ何にもなら
ない(ことは無いと思いますが)のでは?、というのがレビューワーから
の意見の一つです。

伝わるということ(社会との関係)、またはその波及効果といっても良い
のかも知れませんが、そういう意識を一つ付け加え、今後気持ちの方向を
少しだけ転換してやっていきたいと思います。
イイネ!2)
   

コメント

  • やなちゃん

    やなちゃん2011年02月15日 23:27削除
    仲間内や関係者を相手にしないということです
    初見のお客さんが「どう感じたか」が大切
    自分の作品のメッセージを最大限に伝えたいなら、見てもらう工夫が必要です
    つまりは、ただ展示してるだけの空間ではなく「お客さんを巻き込む空間作り」です
    空間の居心地が良ければ(面白ければ)、各作品もじっくりと見てくれるでしょう
    なまじ、プライドの高い人の展示はそこが弱いです
    "Narrow it down"(空間から作品へ)を意識すれば大丈夫です
    「各作品は一流、だけど展示は最悪」だと
    折角のの作品の良さが伝わらないだけでなく「つまらなかった」となります
    作品作りと同時に「展示は誰が見るのか」真剣に考えてみてください
  • ポンママ

    ポンママ2011年02月16日 09:58削除
    教室で写真のデータみせるんですが
    先生によく
    なにを見せたいのか伝えたいのか
    わかんないねーと私もよく言われます

    私はその展示の仕方ってわかんないけれど
    展示の仕方でその空間に「おもしろいねー」と
    いてもらうよりも写真一枚に足を止める・・・それが
    本当だと思いますけれど・・・
    見てほしいのは写真です!

    どうなんでしょー
  • やなちゃん

    やなちゃん2011年02月16日 10:56削除
    横レス失礼します

    >ポンママさん
    作品を仕上げるのは「最低限のこと」です
    魅せる、というのは「見てもらう」こと
    つまり、作家の世界観は作品だけでなく
    展示する場所選び、レイアウト、大きさ、その他全てに「必然性」があるか、ということ
    「なぜ、こう撮ったのか?」だけでなく
    「なぜ、このギャラリーなのか?」
    「なぜ、この導線にしているのか?」です
    身内は、この点を無視して見てくれますが
    初見のお客さんには、まず「おっ」と思わせないと、写真の前で止まってくれません
    見て欲しいなら当然なことですが
    今だに「作品が良ければ見て貰えるだろう」という甘えた展示があります
    自己満足なら、それでも良いのですが、、、
  • ポンママ

    ポンママ2011年02月16日 15:30削除
    のろちゃん、ごめんなさい

    >やなちゃんさん
    私は作家ではないし芸術家でもないので
    写真は自己満足の世界とおもっております
    すべての人が「いい」という写真などこの世に
    ないのでは・・ともおもっています

    たぶんまだ最低限のところにいます

    たぶんやなちゃんさんと考え方が正反対なんでしょう
    いえ、やなちゃんさんのレベルに至ってないというか
    まだそこまで考えられない段階というのか
    うまくいえませんが・・・

    私などは皆が同じサイズ・同じ額で・・・それで並べて
    足を止めてくれる写真はすごいと思ってますから
    その段階ですのでね

    来年は御苗場拝見したいと思っております


  • のろた

    のろた2011年02月16日 22:48削除
    私不在で、すみません。
    今度お会いした時に直接お話ししましょう。
  • hirow

    hirow2011年02月17日 08:14削除
    それぞれが、それぞれの目的があってそれに気づいていても、気づいていなくても良くって、1枚の写真をいろんな人がそれぞれの反応をしてくれて、見てもらったとき瞬間でも時間が共有できる。いいですよね。
  • Mariya

    Mariya2011年02月17日 11:34削除
    立ち止まり 目を留めてくださった方に「ありがとう」です

    そのひとの内面性以上の作品というのは
    わたしは出てこないような気がしています

    「生きること」は「表現すること」なのだとしたら
    「表現」のなかには「生き様」が宿るのだと思う

    表現することはどのような形であれいつも
    じぶんを問い直すきっかけを与えてくれると思う
    そこに他者の視線があれば それはもっと素敵なこと
  • のろた

    のろた2011年02月18日 02:29削除
    hirowさん、はじめまして。
    実は写真展の時に、お姿は拝見していて、代表の近くでうろうろしていたものです。今度お会いできたとき、ゆっくりお話ししましょう。
  • のろた

    のろた2011年02月18日 02:33削除
    mariyaさん
    横目で通り過ぎようとしてハッと立ち止まる・・・そんな姿がまれにありました。ありがとうです、ほんと。また、出すたびに問い直しの連続・・・