息子へ,もしくは家内へ

息子と家内に言葉を残すための日記

良い刺激を受けました

今日はもうすぐ終わってしまう展覧会があったので、仕事帰り
に、ROOM11、500m美術館、CAI02を見てきました。
表現ってこんなにも自由で多彩で、いろんな方法があるんだな~
・・・と、脳内への刺激をたっぷりと受けて帰ってきました。

写真以外になりますが、500m美術館の
小さな展示(市民展示?)では、手紙?直筆メモ?をコラージュ
した作品にぐぐっと引きつけられました。写真って写真なので(
当たり前ですが)、テキストはタイトルだけといったことが多い
と思います。その反対って言ったらいいのか?どう言ったらいい
のかわかりませんが、文字や文章の力っていうものに興味があり
ます。

大きなスペースでの展示はどれも見ごたえがありましたが、特に
「ブレインバブル」、「Screen-dot」「Screen-grid」、が気に
なりました。まさにブレインがバブルさせられたり、スクリーン
がグリッドだったりで(当たり前ですが)、見えにくくなってい
るものとか見えないものを見ようとする力といったらいいのか?
想像したり眼を凝らしたりといった日常の自分の動作、何かを見
るときのこっち側のやり方といったらいいのか?そういった見せ
方や見え方といったものを感じました。

ただ、一つだけ難点は、市民展示の方のキャプションが小さすぎ
て、夜だと見えにくいんです。私の眼の悪さもあると思いますが、
キャプションがあと一回り大きいと見やすくなると感じました。

CAI02の方は、弁護士さんの個展でした。弁護士さんならではの作
品になっていて、処刑(台)、処刑スイッチ?、弁護士の仕事
のことなど、そこに直に携わっている人だからこそ表現できるも
のなんだろうな~、と感じました。アートとはまた違った意味で
も少し考えさせられる、というかちょっと息苦しくなるような(
悪い意味では無くて)展示でした。

ROOM11の方は、タイトル(FABRICATION「ねつ造」)に惹かれて、
見に行きました・・・が、ちょっと私には難解でした。タイトル
から入ってしまったので、展示とタイトルの関係がよくわからず、
少し外で考えたりもしましたが、やっぱりわかりませんでした、
すみません。

こうやっていろいろ見に行くのも、写真をはじめたばかりの頃に
頻繁にやっていました。刺激!刺激!という感じで、それは今も
変わっていませんが、やっぱり大きな刺激を受けます。また見に
行こう!って気持ちになりました。
イイネ!5)
         

コメント

  • 退会したユーザー

    退会したユーザー2010年11月27日 00:53削除
    500m美術館。友人が出展しています。「human plant」というコンピュータグラフィックの作品です。

    僕も他の人の作品をみると良い刺激になります。まぁ、作品の半分も理解出来てはいないのでしょうけれど。。。それは自分の中、自分の作品作りに一貫性のある、芯のようなものが通っていないからなんだろうなぁと思います。
    僕は頭を使うのが苦手なので、これは体に色々覚えさせて自分の中で構築していくしかないのだろうな、と漠然と思っています(苦手ながらに頭も使っているつもりではいますが・・・)。

    お互い、これから精進していきましょう!!
  • のろた

    のろた2010年11月27日 14:05削除
    あ~ありました、ありました、そういうの。きちんと見れてないのであれですが、コンピュータグラフィックスなんですね、びっくりです。

    さて、
    私も作者の意図を十分に理解はできていないんだと思います。逆にそっくりそのままわかってしまうのもおもしろくないのかなぁ、とも思います。鑑賞者の方にふか~い見識が必要なもの、そうではなくて直感的なものなど、いろいろあるんだと思いますが、まだ私は直感だけでビビッとくるものに反応しているみたいです。自分の中でも作者の考えの中でも深い理解には到達できていませんが(いつまでも到達できなくて良いということもあると思いますが)、そのときどきの自分の理解の中で出来る限り(あくまで自分なりの)感想、共鳴した点、インスピレーションを受けた点などを言葉にしようと努めています。

    私もまだまだ「芯」みたいなものはできていませんが、一生かけて試行錯誤していく(←ある人から言ってました)ということを考えれば、たとえ「芯」があってもそれを揺るがす(揺るがせられる)くらいの力強いものを作ったり、見たりしたいですね。