息子へ,もしくは家内へ

息子と家内に言葉を残すための日記

こどもの不自由

 - 2016/01/16(Sat)
 「10代にやっておくべき・・・」という書籍を昨年末に読みました.これはもちろん息子が11歳ということもあって,読んでみたものです.そんな中で,大人・親として息子に今後どう(よりよく)対応していけばよいのか?というヒントにしようという思いもありました.本の中で,一番衝撃だった内容は,「子供時代はいかに不自由か」というくだりです.思えばたしかにそうで,自活前,特に小・中時代は,いろいろな外部からの規則に縛られて生活しなければなりません.このことは当たり前と思って意識もしなかったことですが,本書を読んで本当にそうだよな,と感じました.そんな中,いきなり社会人になって自活した途端に,完全自由となるわけです.
 子供の成長の過程で,小学より中学,中学より高校と,自由にふるまえる範囲はたしかに大きくなっていきますが,その範囲は極めて限定的で,そのことが当たり前だと大人が思い込みすぎる節があるのかなと思います.本を読むまで自分もまったく気がつきませんでしたし.
 不自由さの中で,学ぶべきことも多々ありますので,それはもちろん学んでいってもらいたいと思います.ですが,息子には(不自由さの中ではありますが)自由にふるまう機会をより多く与えて行こうと決心しました.親として,社会規範を逸脱しない範囲をしっかり教えながらにはなりますが.あまりに不自由な状態から社会に出ると,大きく戸惑ってしまう・・・そういう目に遭わせないためにも.息子には,自分で決めて自分で実行して,失敗・成功を繰り返しながら,自分のこととして学んでいってほしいと思います.時には失敗することもあるでしょうけど,失敗なしに大成功はあり得ないと思いますので,自分で考えて行動する機会を,親として十分に機会を作って行きたいと思います.