息子へ,もしくは家内へ

息子と家内に言葉を残すための日記

自分に置き換えてみる

 - 2016/02/21(Sun)
私の平凡な研究者的人生

「仕事(研究の仕事)するって、どんな感じですか?」と、先日学生に聞かれた。一言ではなかなか言いづらいのだが、確かに「テンプレ」のようなものがあるだろう。

もちろん各論は人それぞれで異なる。一つの参考情報と思って、ある「一般的な研究者」のたどる道を見ていただければと思う。

1.就職活動(26~27歳)
ボクは特に学歴が良いわけでもなかったが、なんとか地方の研究機関に就職することが出来た。
2浪して大学は教育大学に入ったものの(第一志望は獣医,帯広畜産など現役時代から受験したが受からず・・・),教員にはならず,修士・博士と進学.その中途で自分の出身地の北海道立の研究機関の試験に合格した.

就職活動は苦労しなかったが(大学師匠の推薦があったからか?)、筆記試験で一定程度の成績をとり,その後の二次試験の面接でも意外と話が盛り上がり、合格した。

両親も喜んでくれたし、周りの友達にも「自分の勉強してことが生かせる会社に就職した」ということで自慢はできないこともない。人生は今のところ順調だ。

2.入社(27歳)
その年の入社は2人.あまり気は合わなかったが,優秀な人.負けないように頑張らないといけない。

入社時の地質研究所所長の話は覚えていない.

一応半年間の試用期間があり,2週間にわかる新人研修もあった.道庁の職員との合同の研修だったので,ぜんぜん話が合わない・・・.まったく盛り上がらない研修だった。ただ,唯一の同期とは夜遅くまで話はした.でも,やっぱりあまり好きにはなれない・・・.

自分は中途半端な配属だった.「休廃止鉱山」と「廃棄物処分場」に関する研究課題のサポートをやりなさい・・とのこと.両課題のチーフが異なり,自分にとっては直属の上司が二人いるようなものだった.

中途まで